あしたの準備

試用期間中の解雇。行う前にすることがあります。

 解雇を行う前に行うべきこと

試用期間中の従業員が能力不足。本採用を拒否したい。そのようなことはよくあると思います。今回は行動に移す前に行うべきことについてお話いたします。

試用期間満了時に突如本採用拒否を通告する。すると相手が怒りだしたことがありませんか?従業員からすれば青天の霹靂。ではどうすればそうならないのでしょうか?

人の成長は、自分の未熟さを自覚したところから始まります。ですから、会社が何か問題を感じているのなら、その都度その内容を具体的に指摘する必要があります。そして、もし改善できないのなら本採用拒否もあり得ると伝える。なぜなら、何も言わなければ自分の過ちを自覚できないからです。

さらに、問題解決できなければどうなるのかもハッキリと伝えておく。単なる要望なのか、できなければ首になるのか。その認識次第で相手の本気度も変わるのです。

では、特定の能力に期待して中途採用するケースであれば、どうでしょうか。

この場合、どのような基準で適性を判断するのかを事前に具体的に伝える必要があります。本人としても『あるべき理想像』がハッキリすることで、現状の課題も明確になる。改善行動もより具体的になるのです。

なお、『採用時の段階で知り得た事実』をもって本採用拒否はできません。何をいまさらという話ですから。当然ですが、『採用時の段階では知ることができない、もしくは知ることは無理』、そんな事実でしか本採用拒否はできないのです。

LSO労務管理事務所 久野利英

他の事務所が避けたがる困難な課題に対処している事務所

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