あしたの準備 健康診断の費用はどこまで企業が負担するの? |
健康診断 費用負担
健康診断の費用は企業が負担しなければいけないかというご質問ですね?
論点は2つあります。『健康診断そのものの代金』と『健康診断を受けている時間の賃金』です。
まず健康診断そのものの代金。これは、全額、企業が負担しなければいけません。ただし、「がん」など、法令等で決まっている項目以外は、負担しなくてもかまいません。
次に健康診断を受けている時間の賃金。これは、支払わなくもよいことになっています。ただ、実際は賃金を支払っている企業が多いです。理由は、支払わないと健康診断を受けてもらえないときがあるからです。
法令等で決まっている健康診断の項目
法令等で決まっている健康診断の項目は次の通りです。
①これまでにかかったことのある病歴の調査
②業務歴の調査
③自覚症状と他覚症状の検査
④身長(★)、体重、腹囲(★)、視力、聴力の検査
⑤胸部エックス線の検査
⑥血圧の測定
⑦貧血検査(血色素量及び赤血球数)(★)
⑧肝機能の検査(GOT、GPT、γ―GTP)(★)
⑨血中脂質検査( LDLコレステロール、 HDLコレステロール、血清トリグリセライド)(★)
⑩血糖検査(★)
⑪尿検査(尿中の糖及び蛋白の有無の検査)
⑫心電図検査(★)
⑬喀痰検査(★)
※(★) の項目は、医師の判断により省略が可能。
… 喀痰検査をする目的は、呼吸器の病気がないかのチェックです。痰を採取して、その中に病的な成分、細菌などが含まれていないかなどを観察します。
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