
歳を重ねれば重ねるほど、私たちは様々な『痛み』を経験します。
挫折、孤独、別れ…
そうした体験を通して
『自分とは異なる背景を持つ誰か』に対して
この人もまた、悩みながら生きているのだと思えるようになる。
その痛みを想像できるようになる。
しかし、そうはならない人もいます。
・問題が起きた原因を、常に自分以外から探す。
▶『○○のせい』なので、振り返りをしない。
・『ストレス(=痛み)』は、一律に悪。
▶常にそれがない所に身を置こう。
・『我慢(=痛み)』は、一律に精神衛生上、良くない。
自分に自由に、したくないことはしない、したいことだけしよう。
▶楽しくないこと・思い通りにならないことからは、一律逃げよう。
・『勝つこと』こそ正義。
▶『ルール・道徳・マナー等』に縛られてはいけない。
例えば、そんなふうに考える人間は、いつまで経っても精神は子供のまま。
むしろ、長く生きれば生きるほど退化していく。
なぜなら、自分の弱さに目を向けることもなく、
他者の苦しみに心を寄せようともせず、
過去の失敗から何も学ぼうとしないからです。
これは自分への戒めの言葉でもあります。
いつだって私も落ちるかもしないのだから。