
今の日本では、元気で若い人に対して、『頑張ってはいけない』とアドバイスする人が増えています。
半分の50%くらいの力で他人と、そして社会と接しましょう。
完璧さを求めてしまうと、心がつぶれてしまいます。
自分の不真面目さを許しましょう。
そんなことを言うのです。
もちろん疲れ果ててドッグで休んでいる時ならいいのです。
そうではなく、する人生全般のアドバイスとして、そういうのです。
自分の人生です。何を信じるのも自由。
ですが、老婆心ながら一言、言わせてください。
『そんなことを考えていると、人生を棒に振りますよ』、と。
人生は心に描いたとおりになります。
だから、完璧さを求めると病気になる。
苦しい人生になる。
それは事実です。
しかしそれは、『あなたがそう考えるから、そのとおりの結果を呼び寄せている』だけ。
むしろ、完璧さを求めたことで成功した人、楽しい人生を送った人の方が、歴史上、圧倒的に多いのです。
実際、いかなる世界においても『頑張ってはいけない』ということがスタンダードになったことはありません。
スポーツの世界でも、ビジネスの世界でも、それ以外でも『成功者』には共通点があります。そして、『失敗者』にも共通点があるのです。
これは、成功哲学の祖、ナポレオン・ヒル氏も言うところです。彼は鉄鋼王アンドリュー・カーネギー氏から紹介された『500人の成功者』の共通点をまとめた人ですね。
ただ、完璧を求めたところで、それを実現できないことも事実。
九分九厘(くぶくりん)失敗します。
生まれつき何でもできる人はいませんし、社会では『限られた時間内で、できる限りの高品質に仕上げること』を求められるからです。
頑張っても報われない。
これはひじょうにストレスのたまることです。
しかし、だからといって『完璧さを求めたから、病気になった』のではないのです。本当は、『失敗との付き合い方を知らないから、病気になった』のです。
では、同じような能力をもち、同じようなレベルで努力しているのに、結果に差が出るのはなぜでしょうか?
それは、願望の大きさ、一局さ、深さ、熱さの差に原因があります。
あなたの好きな映画やアニメのヒーローを思い出してください。
彼らが格好いいのは、『目標へのコミットメント』が桁外れだから。
自分の命なんてどうでもいい。
『絶対にあの人を助ける!』
実際、何度も何度も自分の能力の限界にぶち当たり、何度も何度も危機を体験しながらも、最終的に『愛する人』を救い出すのです。
では、そこまで完璧を求めるヒーローは『心の病気』になっていますか?
そんなはずがありません。彼らはキラキラ輝いてカッコいいはずです。
だから、あなたも彼らを応援したくなる。
事実、戦時中には、常に『心の病の患者』が激減しています。
誰を信じるのも自由です。ただ、製薬会社(ビッグファーマ)が語る『科学』に騙されないでください。
『頑張ったら病気になる』。それが絶対の真理だと言い出したのは、彼らなのです。
なんのため?
もちろん患者を囲い込むためです。
とはいえ、そういったところで信じないことでしょう。
なので、まずは体験で学んでください。
『頑張ってはいけない』と心底信じて、その通りに生きてみるのです。
その結果、『あなたの置かれた境遇』が益々不幸になり、
心が益々不安定になるのなら、
その生き方が間違っているということです。
善いことをすれば、善いことが返ってくる。
悪いことをすれば、悪いことが返ってくる。
これを『原因と結果の法則(因果律)』と言います。
つまり、天があなたに『失敗から学んで、やり方を変えなさい』と教えているのです。
本当はあなたも知っています。
(あなたが天才・鬼才であっても)
いい加減なことをしていれば、それにふさわしい結果を手にすると。
大切なものは失ってから気づきます。
『人生の終わり』に騙されたと気づいても、その結果の責任を負うのはあなた自身なのです。