カテゴリー別アーカイブ: 関係づくり

従業員との関わり方

今は、大した能力がなくても、成功できる時代

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ひと昔前は、組織は「2 ‐6 ‐2」と言われてきました。組織は優秀な人が2割、普通の人が6割、デキない人が2割で構成されるという意味です。 ところが、最近は人材が下に引っ張られています。 どの会社に行っても「1 ‐6 ‐3」。本当に優秀なのは1割の人だけで、残りの6割が普通、組織の足を引っ張る人が3割に増えています。 優秀な層は、自発的、自律的で、上司が何も言わなくても自分で課題を見つけて挑戦し、それを繰り返しながら成長していきます。これはいまも昔も変わりません。 変質したのは、中間の6割。 かつては「自分も優秀な2割に入りたい」という意欲を持っていました。 今では「合格ラインはクリアしているから、もう十分でしょ」 「クビにさえならなければ、いまのままでいい」 このように現状維持の志向がとても強くなっているのです。 続きを読む

ありがとう

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私は若い多感な時、事故で指を切断。 その後、はからずも精神的に色々なことが出来なくなります。 私は、『あの頃の自分』に会えたら、話したいことがいくつもあります。 例えば、迷いながら選んだ道の、たどり着く場所について。 信じていた人達の正しさと、その過ちについて。 不安に包まれ、怯えた心の闇が、どのようなものであったのかについて。 両親が大地を溶かすほど愛を注いでくれた、この特別の存在である私の 命の重さについて。 ただひたすら、どの方角に向かって生きていけばいいのかについて。 今の私が『あの頃の自分』に聞きたいことの一番は、 精一杯生きているのかどうか。 一番大切なことから逃げていないのかどうか。 本当に恐ろしいのは、燃え尽きることではなく、 それを成し得ぬまま、虚しく、くすぶり続けることなのだから。 最愛の存在を失ったことで、過去最高の自分になっていった私にいえること。 それは、すべての悲しみも痛みも、今日のためにあったのだということ。 今、この瞬間のためにあったのだということ。 私は、『あの頃の自分』に会えたら、話したいことがいくつもあります。 続きを読む

常識は常識だ

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今の日本では、元気で若い人に対して、『頑張ってはいけない』とアドバイスする人が増えています。 半分の50%くらいの力で他人と、そして社会と接しましょう。 完璧さを求めてしまうと、心がつぶれてしまいます。 自分の不真面目さを許しましょう。 そんなことを言うのです。 もちろん疲れ果ててドッグで休んでいる時ならいいのです。 そうではなく、する人生全般のアドバイスとして、そういうのです。 自分の人生です。何を信じるのも自由。 ですが、老婆心ながら一言、言わせてください。 『そんなことを考えていると、人生を棒に振りますよ』、と。 人生は心に描いたとおりになります。 だから、完璧さを求めると病気になる。 苦しい人生になる。 それは事実です。 しかしそれは、『あなたがそう考えるから、そのとおりの結果を呼び寄せている』だけ。 むしろ、完璧さを求めたことで成功した人、楽しい人生を送った人の方が、歴史上、圧倒的に多いのです。 実際、いかなる世界においても『頑張ってはいけない』ということがスタンダードになったことはありません。 スポーツの世界でも、ビジネスの世界でも、それ以外でも『成功者』には共通点があります。そして、『失敗者』にも共通点があるのです。 これは、成功哲学の祖、ナポレオン・ヒル氏も言うところです。彼は鉄鋼王アンドリュー・カーネギー氏から紹介された『500人の成功者』の共通点をまとめた人ですね。 ただ、完璧を求めたところで、それを実現できないことも事実。 九分九厘(くぶくりん)失敗します。 生まれつき何でもできる人はいませんし、社会では『限られた時間内で、できる限りの高品質に仕上げること』を求められるからです。 頑張っても報われない。 これはひじょうにストレスのたまることです。 しかし、だからといって『完璧さを求めたから、病気になった』のではないのです。本当は、『失敗との付き合い方を知らないから、病気になった』のです。 では、同じような能力をもち、同じようなレベルで努力しているのに、結果に差が出るのはなぜでしょうか? それは、願望の大きさ、一局さ、深さ、熱さの差に原因があります。 あなたの好きな映画やアニメのヒーローを思い出してください。 彼らが格好いいのは、『目標へのコミットメント』が桁外れだから。 自分の命なんてどうでもいい。 『絶対にあの人を助ける!』 実際、何度も何度も自分の能力の限界にぶち当たり、何度も何度も危機を体験しながらも、最終的に『愛する人』を救い出すのです。 では、そこまで完璧を求めるヒーローは『心の病気』になっていますか? そんなはずがありません。彼らはキラキラ輝いてカッコいいはずです。 だから、あなたも彼らを応援したくなる。 事実、戦時中には、常に『心の病の患者』が激減しています。 誰を信じるのも自由です。ただ、製薬会社(ビッグファーマ)が語る『科学』に騙されないでください。 『頑張ったら病気になる』。それが絶対の真理だと言い出したのは、彼らなのです。 なんのため? もちろん患者を囲い込むためです。 とはいえ、そういったところで信じないことでしょう。 なので、まずは体験で学んでください。 『頑張ってはいけない』と心底信じて、その通りに生きてみるのです。 その結果、『あなたの置かれた境遇』が益々不幸になり、 心が益々不安定になるのなら、 その生き方が間違っているということです。 善いことをすれば、善いことが返ってくる。 悪いことをすれば、悪いことが返ってくる。 これを『原因と結果の法則(因果律)』と言います。 つまり、天があなたに『失敗から学んで、やり方を変えなさい』と教えているのです。 本当はあなたも知っています。 (あなたが天才・鬼才であっても) いい加減なことをしていれば、それにふさわしい結果を手にすると。 大切なものは失ってから気づきます。 『人生の終わり』に騙されたと気づいても、その結果の責任を負うのはあなた自身なのです。 続きを読む

その人は『目に見える部分』だけではありません

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人間には『表の姿』と『裏の姿』があります。 『表の姿』というのは、目立つところ。 『裏の姿』というのは目立たない日常です。 大谷翔平の場合、『表の姿』は、メジャーリーグでMVPを取った人であり、 ワールドベースボールクラシックでもMVPを取った人。 では、『裏の姿』は何かというと、日々の過ごし方だったり、何を食べてるかだったり、トレーニングの仕方だったりする。 大谷選手がホームランを打つと、みんなすごいと言うけれども、本当にすごいのはそこではありません。 そう、『日々の行い』。 それがこういう結果を生み出す。 『知恵のない人』は、目に見える、目立つ結果しか見ません。 しかし、『知恵のある人』は、この目立たないところに目を向けます。 見えない部分から学ぼうとするのです。 続きを読む

特別ではない。これが5000年繰り返されてきた日常の姿。

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『明日をもっと良くしたいですか?』と尋ねれば、99%の人は『はい』と答えます。 だったら、成長するために、今の『快適な場所』から自らを押し出し、『未知の世界』へ踏み出す必要があります。 本当にやるべきことは、自分自身の成長に取り組み、毎日成功へと一歩ずつ近づくことなのです。 それにも関わらず、多くの人はそれをしようとしません。 そして死を迎えます。その時が訪れたとき、電灯のスイッチを消されたかのように、体の重さが消えていくのです。 これは特別の話ではありません。5000年間、それはあなたの横でずっと繰り返されてきた日常の出来事です。 それぞれの人に出来ない理由、不平不満があったことでしょう。 悔しいですね。 ですが、結局のところ、変わるか、変わらないか。 実力なき者は滅びる。それだけのことです。 高みを目指して飛び立とうとする人がいます。 その一方で、地を這いずり回り、似通った境遇の者と共食いをすることでしか幸福を追求し得ない人もいるのです。 続きを読む

『誠実』だからダメなのではない。むしろ、『誠実』だから解決する。

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会社を取り巻く、税理士、弁護士、社労士などがアドバイスする『問題社員』や『モンスター社員』への対応は、職場全体が凍り付きます。 『自分達の利益』にしか焦点を当てず、「人を安く使って、いかに稼ぐか」という発想なのです。 ★上司は、必要に迫られれば、道徳にも劣ることもしなくてはいけない。 ★ダメなら取り換えるだけ。 ★『対立』の中で『公平』が生まれる。 ★『ルール』を作る目的が、『社員とのトラブルから会社を守るという視点』一本。 ★『従業員』はコスト。せめて『賃金分』働け。 ★社員が『ミスが起こした背景』にまで目を向けない。 ★『相手がパフォーマンスを発揮できない原因』に関心がない。 ★問題があったとき、対外的には『損害賠償』。対従業員的には『懲戒処分』。 社員の誰もが、『会社に合わない社員』に対する『会社の対応』を注視しています。 『問題社員の対応』は、他の社員に『社長の社員への想い』を伝える場だということを忘れてはいけません。 続きを読む

問題社員の対応について、まずやるべきことがないですか?

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問題社員にありがちなのは『目標』が低すぎるということです。 ですから、『辞めてくれ』という前にやることがある。 『現状』に満足するのではなく、『現状』が問題であることを、強く自覚させるのです。 もしかしたら、それだけで問題が解決するかもしれない。自分の誤りを認めなければ、本気で改善行動をしようとしないからです。 要するに、本人の能力以前、上司の指導力の問題。 そもそも、このような「自分はできている」と思っている状態で、『辞めてくれ』なんていえば、本人からしたら青天霹靂。 紛争となります。 続きを読む

不安の解消方法

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あなたは不安なとき、どうしますか? 世の中には、『日常に生じる不安』において、デパス、ソラナックスなどの「抗不安薬」を服用しろと指導する人がいます。  世界には3種類の人がいます。 ◎常に失敗ばかりの人 ◎成功と失敗を繰り返す人 ◎継続して出したい成果を出す、成功のプロ 『継続して出したい成果を出す、成功のプロ』は、平常心で成果を出す。 成功のプロが不安を解消するためにしていることは、  『薬物の服用』ではなく、徹底的な『準備』。 それによって、 偶然ではない、 そして行き当たりばったりでもない、 『その人の強い意志が込められた成功』を手にしているのです。 要するに、不安は人を成長させる種! 不安が大きければ大きいほど、人間的成長をもたらしてくれる、 とても感謝すべきものなのです。 にもかかわらず、薬物で消し去り、何もせず、じっとしていることを教える人がいる。 それこそ自殺行為です。 目の前の不安は消えても、長期的に不安は積もり積もり、破滅を招くからです。 続きを読む

入社直後の印象で「この人はつかえない」なんて判断していたら、会社がつぶれる時代

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少子化です。文化や言葉の壁のある外国人を雇用しなくてはいけないほどの。 これまで通り、入社直後の印象だけで「この人はつかえない」と判断しますか? それとも育てることを考えますか? 以下の点にも注目しましょう。 ◎どうすれば相手は素直になるのか、 ◎相手を信頼するのか、 ◎自分から変化したいと思うのか、 ◎自分から『具体的な解決策』に目を向けるようになるのか、 ◎『自分と異なる相手の考え』を認めるのか、 ◎『自分の言葉』に対して責任が生まれるのか、 生きることは、判断の集積であり、決断の連続。 だからこそ、そのもととなる『原理原則』が大切なのです。 続きを読む

指示待ち人間は上司が作る

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部下に対して、先回りして細かく指示を出していませんか? 指示を出すというのは、自分で答えを見つける喜びを奪う行為。推理小説を読もうとしていたら犯人をばらされてしまうのと同じです。 もちろん良かれと思って、そうしているのは分かります。しかし結果として、創意工夫の姿勢を消し、「やらされている感」を強くし、「指示待ち人間」を作り出してしまうのです。 それに、いつまでたっても仕事を憶えなくなる。「自分が考えなくても、この人が考えてくれるから、まあ、いいや」と考え出すからです。 本来人間は「できない」を「できる」に変えることが大好き。 赤ん坊は何度転んでもまた立ちあがり、歩こうとするでしょ。 続きを読む